この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
炎の薔薇
第6章 寂しがりやのうさぎ

 和也は穏やかな顔で私を見た。

「茜が俺の言いたい事、こうして言ってくれるやん。
茜とこうしていられるんやったら、能天気で俺に興味がない方が助かるんやないの?」


 貴方はどこまで良い人なの?


「和也はそれでいいの?」

「茜が居ればいい。
その代わり離婚は出来ない。
狡いかもしれんけど、この関係がずっと続いて欲しいなんて身勝手な事も考えてしまう。
俺は不倫なんて出来る男じゃないって思っていた。
だけどこうしてしてるやん。
茜と出会う前は殺風景な世界やった。
それが当たり前やと思ってたから、寂しいと思っても、それすら慣れてしもうてた。
茜と出会ってからは鮮やかな景色になった。
殺風景だった景色に色をつけてくれたんよ。
それを幸せやと思わんと罰が当たる。
これ以上は望めん。
望んだらあかんのや。
幸せなんやから」

 
 奪ってやりたい!

 私とならもっと幸せになれるんだから!!

 面倒臭い女になりそうだわ。

 和也を本気で好きになって、欲しくなってしまったんだもん。

 ルール違反なのに………

/136ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ