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姫巫女さまの夜伽噺
第8章 老舗蛞蝓
蝓凪の体液は毒だった。
身体中を痺れさせる毒。
それを塗り込まれた伊良の体は
溶けるように熱くなる。


少し触れられただけでも敏感になり
火処に入れられた触手の絶妙な動きと毒にやられ
伊良は何度となく潮を吹き散らした。


「ほほほ。
威勢良く吹いてくれるね」


それが気持ちがいいのか
蝓凪は伊良の潮を浴びると余計に欲情して
触手を太くさせたり吸い付かせながら伊良の中を弄った。


「あっ…もういや…!」


潮を吹き、絶頂して腰をひくつかせる。
これを幾度となく繰り返されて
伊良は涙と体の熱さに頭の芯がぼうっとなっていた。


蝓凪はそんな伊良の願いなど聞き入れず
抵抗する力がなくなるまで
散々楽しんだ後に、全身に吸い付くように抱きしめながら
猛る欲望を伊良の中へと押し込んだ。
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