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姫巫女さまの夜伽噺
第10章 人間の世界
朽葉は着物の袂からいくつもの洗濯バサミを取り出すと
伊良の蜜壺の中をかき回しながら
胸にどんどん洗濯バサミで皮膚を挟んでいく。


「っああ! やめて、痛い…っ!」


「気持ちいだろ?
こんな快楽お前に与えられるのはこの世界で俺だけだぞ。
伊良、俺に服従しろ。
永遠に俺だけの愛玩物となれよ。
そうしたら、この快楽をずっとくれてやる」


「いや、あんた、何言ってるの…頭、おかしい!」


それに朽葉は気分を害したのか
伊良の乳首を、洗濯バサミで挟み込んだ。


「んああああああっ!」


痛みに伊良の体が大きく跳ねる。
それを面白がってか
朽葉はニヤニヤと笑いながら
もう一方の頂きにも洗濯バサミを近づける。


「いや、ヤダ、やめて!」


「そんないい顔されて、やめられるわけないだろ」


ぎゅう、と洗濯バサミで敏感なところを摘まれる。
その痛みに伊良は悲鳴を発した。


「いいぞ、伊良。
もっと啼け。善がり狂え」


朽葉は伊良の中に入れていた指を動かし始める。
初めはゆっくりと、そして、だんだんと強く大きく。


「ああっ…だめっ…!」


次第に水音が大きくなったかと思えば
ビチャビチャと卑猥な音を響かせて
伊良は潮を吹いた。


その余韻に、体は大きくたわみ
口からは甘い吐息が漏れる。


挟まれた頂きはぷっくりと隆起し
その痛みさえ快楽かと思うほど
伊良の頭は混乱して理性が吹き飛びそうになる。
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