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姫巫女さまの夜伽噺
第2章 目覚めし巫女
「やり直せるって
そんな簡単に言うけど…」
できる。何度でも。
志摩は淡々とそう言い放つ。
あまりにも確信を貫く言い方に、愛蘭の方が押し黙った。
「なんで…?
そう言い切れるの?」
ぱしゃん、と志摩の手が湯をかける。
その暖かさに、心までほだされそうになる。
こんなことを男性にしてもらうのは初めてで
恥ずかしくもドキドキしてしまった。
「言い切れる。
それくらい、此方こちらと彼方あちらは違うんだ。
お前は自分の意思で、変わる事を伝えた…此方の世界に。
だから、今こうしてこっちの物に触れられる」
肩からお湯がかかるのが止まり
もういいだろう、という声とともに
志摩が愛蘭の着物を留めていた紐を解く。
「え、嫌っ…待って!」
それを解いたら、裸になってしまう。
恥ずかしさに身をよじろうとしたが
先ほどの「肉が溶ける」という言葉を思い出して踏みとどまる。
「なんだ、今更。恥ずかしいか?」
志摩の問いに愛蘭は素直に頷く。
その受け答えの間にも
紐は解かれた。
「恥じる事などない。
これくらいで恥じていたら、この先もたん。
それに、お前は充分に美しい体をしている」
帯の結び目が解かれ
志摩の手が愛蘭の素肌に触れる。
たまらなくなって彼女は大きな声を出した。
「お…男の人の前で、裸になった事ないの…!」
そんな簡単に言うけど…」
できる。何度でも。
志摩は淡々とそう言い放つ。
あまりにも確信を貫く言い方に、愛蘭の方が押し黙った。
「なんで…?
そう言い切れるの?」
ぱしゃん、と志摩の手が湯をかける。
その暖かさに、心までほだされそうになる。
こんなことを男性にしてもらうのは初めてで
恥ずかしくもドキドキしてしまった。
「言い切れる。
それくらい、此方こちらと彼方あちらは違うんだ。
お前は自分の意思で、変わる事を伝えた…此方の世界に。
だから、今こうしてこっちの物に触れられる」
肩からお湯がかかるのが止まり
もういいだろう、という声とともに
志摩が愛蘭の着物を留めていた紐を解く。
「え、嫌っ…待って!」
それを解いたら、裸になってしまう。
恥ずかしさに身をよじろうとしたが
先ほどの「肉が溶ける」という言葉を思い出して踏みとどまる。
「なんだ、今更。恥ずかしいか?」
志摩の問いに愛蘭は素直に頷く。
その受け答えの間にも
紐は解かれた。
「恥じる事などない。
これくらいで恥じていたら、この先もたん。
それに、お前は充分に美しい体をしている」
帯の結び目が解かれ
志摩の手が愛蘭の素肌に触れる。
たまらなくなって彼女は大きな声を出した。
「お…男の人の前で、裸になった事ないの…!」