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姫巫女さまの夜伽噺
第2章 目覚めし巫女
「どうだ、痛みは?」
そう言われてやっと気づいたが
体中の痛みは消え
温泉に入ったからか
体が温かく心地よい。
「痛くない…大丈夫…」
そうか、と志摩は一息ついて
ふと何を思ったのか
愛蘭の大切な所に触れる。
「きゃぁぁぁ!」
「叫ぶな。なんだ、ここは…。
触られただけでこんなにトロトロ涎垂らしてるぞ…。
おまけに熱いし…ヒクついてる…」
(…やだ、そんなところ…!)
志摩は愛蘭の口を手で塞ぎ
もう一方の手で割れ目をうっすらとなぞった。
「んっ…んんっ…!」
その感覚に愛蘭はたまらず
もぞもぞと嫌がるが
嫌がれば嫌がるほど
志摩は割れ目をなぞり続ける。
「淫乱だな…これなら、穂高も満足だろう。
初めてなのに触られて感じて
男が欲しくて涎垂らしてたことは
あいつには黙っといてやるから。
俺の言う事をよく聞けよ。
分かったか…?」
愛蘭は顔から火を噴きそうなほどに
恥ずかしさでいっぱいになりながらも
志摩の問いかけに思わず頷く。
「よし、出るぞ」
コクコクと頷く愛蘭を見て
勝ち誇ったかのように耳を齧りつけてそう言うと
ざば、と志摩が立ち上がる。
志摩は、浅葱色の狩衣ではなく
その下の肌襦袢だけを着ていた。
水に濡れたそれが体にべったりと張り付き
彼の引き締まった体の線をくっきりと強調した。
そのあまりにも均整の取れた体に
思わず愛蘭は赤面してしまった。
自分の元カレとは比べ物にならないほどの
圧倒的な美しさだった。
そして、その臀部から
五つに分かれた白銀色の尻尾が生えている。
見たこともないそれは
愛蘭の目にやけに神々しくうつった。