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姫巫女さまの夜伽噺
第3章 儀式
「いっ…やっ…あっ…し、志摩、助け…」
部屋の入り口で
柱にゆったりと背を預けたまま
腕組みして動かない志摩を
涙を溜めた目で見つめる。
それを穂高が優しく
諭すように涙を指で拭った。
「残念だけど、志摩は手を出さないよ。
彼は、調律者だ。
この宿と山の調律を取計らって
力の差の均整を取っているんだよ。
だから、手を出さない。
君に力を与えて、力の均整が君に傾いてしまったら
儀式が続かないからね」
穂高の優しい笑顔は曇りがなく
まるで神のように神々しかった。
「そして、愛蘭。ここへは、誰も助けに来ない。
ここは、愛蘭の世界じゃないんだ。
ここは、人間の世界じゃない。
神様と妖の世界だ。
この世界では、人間が一番弱いんだよ、愛蘭」
よだれでベトベトになった胸の突起を
指で弄びながら
穏やかに、しかし
威厳を持って穂高が繰り出した。
「そして、愛蘭。そんな顔をしないで。
僕たちは、こうして君を救うことができる」
「な…なに、意味わかんない…」
恐怖と快楽に
愛蘭の思考は停止した。
「こうして、こちらの世界に馴染む儀式をしなければ…
僕たちが護らなければ
君はたちどころに襲われて殺されるか食べられてしまうよ。
此方で生きていくためには
この儀式で人間を一旦やめるのが手っ取り早い」
(なに、人間を…辞める?)
穂高の指が
愛蘭の隆起した頂きを摘んだ。
「あっ…!」
体がビクンと跳ね上がる。
その反応に穂高が笑う。
「体は正直だね。
愛蘭、君はもしかすると本当に逸材かもしれない。
初めてだというのに
こんなに反応して、感じているなんて」
部屋の入り口で
柱にゆったりと背を預けたまま
腕組みして動かない志摩を
涙を溜めた目で見つめる。
それを穂高が優しく
諭すように涙を指で拭った。
「残念だけど、志摩は手を出さないよ。
彼は、調律者だ。
この宿と山の調律を取計らって
力の差の均整を取っているんだよ。
だから、手を出さない。
君に力を与えて、力の均整が君に傾いてしまったら
儀式が続かないからね」
穂高の優しい笑顔は曇りがなく
まるで神のように神々しかった。
「そして、愛蘭。ここへは、誰も助けに来ない。
ここは、愛蘭の世界じゃないんだ。
ここは、人間の世界じゃない。
神様と妖の世界だ。
この世界では、人間が一番弱いんだよ、愛蘭」
よだれでベトベトになった胸の突起を
指で弄びながら
穏やかに、しかし
威厳を持って穂高が繰り出した。
「そして、愛蘭。そんな顔をしないで。
僕たちは、こうして君を救うことができる」
「な…なに、意味わかんない…」
恐怖と快楽に
愛蘭の思考は停止した。
「こうして、こちらの世界に馴染む儀式をしなければ…
僕たちが護らなければ
君はたちどころに襲われて殺されるか食べられてしまうよ。
此方で生きていくためには
この儀式で人間を一旦やめるのが手っ取り早い」
(なに、人間を…辞める?)
穂高の指が
愛蘭の隆起した頂きを摘んだ。
「あっ…!」
体がビクンと跳ね上がる。
その反応に穂高が笑う。
「体は正直だね。
愛蘭、君はもしかすると本当に逸材かもしれない。
初めてだというのに
こんなに反応して、感じているなんて」