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愛DoLL☆美しき野獣
第5章 五章

真琴はあれから客間で、3時過ぎまで眠った。
いろいろあって疲れていたせいか、夢も見なかった。
起きると、すぐにメアリーが遅い昼食を持ってやってきた。
「朝はごめんなさい、ちゃんとご挨拶しなくて。」
「そうね、挨拶はきちんとしなければいけませんね?」
「えっ?」
(・・・なんかこの人、朝と態度が全然違うんですけど・・?)
「年上の方に対して、ごめんなさいではありません、すみませんです!!きちんとした敬語を使いなさい。」
(うわ~!?潤さんと同じこと言ってる!!)
「それと明日の朝からは、きちんと7時には起きて規則正しい生活を心がけてもらいます。」
「はい。」
(なんだか先生みたいなことを言う。)
「エドワード様は正式にご婚約されてからでも良いと仰ってましたが、明日からでもすぐに始めましょう?」
「何をですか?」
「英才教育です。花嫁修業も礼儀作法もわたしが全て見ます!!聞けば、あなたは孤島でお育ちになったとか?そう言われてみれば、山サルみたいな容貌ですわね。」
「は、はい?」
(今、とってもムカつく・・いいえ腹立つことを言われたような気がする・・・。)
「はい?それは間違いですわよ、よろしくお願いします!!!でしょ!!」
(ひ、ひぇーーーーーっ!?鬼ばばぁだーーー!!)
「それと、今から真琴さんのお勉強部屋並びに寝室はこちらになりますからいらして下さい。」
(呼び方がお嬢様ではなくなって良かったけど、この人、あまりにも変貌しすぎではないの????)

