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愛DoLL☆美しき野獣
第5章 五章

メアリーに案内されたのは、同じく二階の一番大きな部屋だった。
綺麗なレースのカーテンに、ど真ん中に天蓋付きの大きなキングサイズのダブルベットが置いてあった。
「こんなに大きなベットで一人で寝るの?」
メアリーにギロリと睨まれる。
「あっ、すみません!!寝るんですか??」
「わたし個人としては、まだ婚約も正式にしていない男女が一緒に寝室を共にするのは、如何なことだと思いますが、これは大旦那様のご意向ですから致し方ありません。」
「あの?言ってる意味が分からないんですが?」
「今夜からエドワード様と寝室はご一緒になります。」
「ええーーーーーっ!?」
「何を驚いてるんですか?」
「そりゃ驚きますよ!!!!」
「大旦那様は、一刻も早くエドワード様のお世継を強く望んでらっしゃいますから。」
「大旦那様ってだれですか!?」
「まったく頭の悪い子ね?エドワード様のお父様ですよ。」
「・・・・・!?」
真琴はもう、何も言えなくなった。
「あなたのお勉強部屋は、一階の書斎とプライベートルームになりますからね。」
真琴は、メアリーの言葉がひどく遠く感じたのだった。
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