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愛DoLL☆美しき野獣
第5章 五章

(エドさんは・・あたしをどうするつもりなんだろう?そんなにあたしのことが好きなの・・・?)
それは、¨DOLL¨としての真琴の脳にインプットされた洗脳シュミレーションの効果が薄れてきたせいでもあった。
LOVE CONPANYの洗脳シュミレーション及び記憶改ざんプログラミングの効果は、¨DOLL¨として派遣されてから平均約3ヶ月が限度である。
精神制御されている¨DOLL¨は3ヶ月後には、ほぼ精神的に狂い出し、ご主人さまによる監禁・調教する必要があった。
だからあの白金のマンションにも¨DOLL¨専用の監禁ルームが存在した。
組織の研究開発がまだまだ完全でないだけに、すぐに自我が目覚めてしまうケースもある。
真琴はその数少ないひとりなのか。
または精神制御をされてなかったために、自我の覚醒が速かったのかもしれない。
エドワードが強行的にここへ真琴を連れてきたのも、自我に目覚めた彼女に逃げ場をなくし、がんじがらめにする必要があったからだった。
そして真琴は、さきほど潤に会ったときに確信してしまった。
出来れば自分もあのまま潤と一緒に、行きたかったと…。
自分が本当に好きなのは、彼なのかもしれないと…。
真琴が流した涙はそう物語っていたから…。
しかしこのあと、エドワードの口から、とんでもない現実を聞かされることになる。
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