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愛DoLL☆美しき野獣
第5章 五章

「・・ひっく。」
次から次へと流れて来る真琴の涙は、エドの手に溜まっていく。
その手を彼は、躊躇いもせず、口に運んで、ペロっと舐めた。
「・・・ひどく甘いな。」
妖艶に輝く、青い瞳に、真琴の背中がゾクリとする。
「・・舐めないで!?」
(しょっぱいはずの涙を、甘いと感じるなんて・・・どうかしてるよ・・・。)
「悪いけど全然、足りない。」
「・・・・!?」
美しい端正な顔が近づいて、真琴の目頭を舐める。
思わず、びくっとなって、手で彼の頭を押しやるが、すぐに両手首を彼の腕によって掴まれる。
「・・痛っ!?」
真琴の悲痛の声が漏れた。
そして有無を言わせずに、唇を奪われた。
「・・・んんっ・・!?」
突然入ってきた彼の舌に、真琴は目を見開いて驚く。
それは、昨夜とは、全然違ったキスだった。
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