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愛DoLL☆美しき野獣
第5章 五章
「ぶっ!?」
「えっ?」
「それが本来の君の気性???」
エドワードは、急に笑い出した。
「くくくっく!!まさか、そんなに気が強い子だとは、思わなかったよ?」
「笑うなー!!!!!!」
ドスっと、やけくそになってエドの腹に一撃加えたが、やはり彼はびくともしていない。
「わかった、君の勝ちだ。」
「はぁ?」
「オレと婚約する前に、本物の恋を先に見つけたのは君だ。そして¨DOLL¨じゃない君本来の気性と性格も取り戻したんだ。全部、話すよ、潤のこと、潤の過去もね。」
「…エドさん?」
「それを知った上で、これからどうすれば良いのか考えるといい。本当に潤が欲しいなら、協力してあげるよ?」
そういうと、彼は優しい笑顔で、真琴の唇にキスをした。
「ぎゃっ!?あなた、やってることと、言ってることが違うし!!!信じられない。」
「そう?」
彼は楽しそうに、ぺロっと真琴の血を舐める。
「君は、血も甘いんだね?」
「このっ!?」
あまりの飄々とした彼の態度に、真琴は呆れて何も言えなくなった。
「真琴は、聞きたい?聞きたくないの?」
「………聞きたい。」
「素直だね、潤のことになると。」
エドワードは、小さくため息をつく。
そして、腕を組んで、口を開き始めた。
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