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愛DoLL☆美しき野獣
第6章 六章
子が子なら、親も親だ!!!!二代に渡って変態家族だ!!!
一通りあたしの身体を見終わると、彼はシーツを元通りに巻きつけた。
「ありがとう。あの子はちゃんと異性を抱けるんだな。」
「散々、されました。化け物みたいに。」
「ははははっ。化け物か、確かにあの子は、強い。」
「強すぎて、周りが迷惑します、もうあたし一人で相手するのは、限界です!!!」
「それは困る。君には、跡取りを生んでもらわなければならないからね?」
「・・・うっう。」
「あの子はね、意外と愛に脆いと思うよ?今は君以外何も見えなくなってるみたいだ。」
目じりのしわを垂らして笑う彼のお父さんは、とても気さくで話しやすい人だった。
彼と違って、優しい良い人なのかもしれない。
「ちゃんと異性に惚れてもらえたことは、親として、とても嬉しい、君に感謝しているよ?」
「い、いえ。」
なんだか照れてしまう。
そして少し罪悪感を感じてしまう。
昨夜、抱かれたは抱かれたけど、その方法はけして今までと変わらないやり方だと思う。
あたしは散々彼に抱かれたけど、まだ処女のままだ。
そして彼のお父さんが望んでいることは、この先、実現できそうにない。
あたしは、まだ潤さんのことが好きだから。
「そうだ、下に君のお兄さんとLOVE CONPANYの人間が来てる。皆でこれからの話をしよう。」
「エドワードさんは?」
「下にいるよ。まだ寝てるからと、うるさく言われたんだが、どうしてもこの目で確認したくてね?」
「は、はぁ。」
「軽くシャワーを浴びてきなさい。服は普段とおりで構わないから。」
そう言いながら彼は、あたしの髪を優しく撫でた。
「これから君を大事に大事にするよ?実の娘以上にね。」
それは、温かくて優しい笑顔だった。
だから思わずあたしは・・・。
「ありがとうございます。」
と言ってしまった。