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愛DoLL☆美しき野獣
第6章 六章


彼は真琴の手からスポンジを取り上げた。


「座って、オレが洗うから。」


そう言われて仕方なく真琴は、風呂の椅子に座った。
そして丹念に洗っていく。


「昨夜は無理させてごめんね、いっぱい眠れた?」


「あなたは眠らなくていいの?」


「別に大丈夫。君を抱いて、頭がすっきりしたくらいだ。」


「ほんと化け物だ。」


「あは(笑)そうかも。でも、実はまだ抱き足りない。」


「はっ?うそでしょ?」


「本当だよ。今度、二人だけで、旅行しようか?」


「激しく却下!!!!」


「えー!!有給がたくさん残ってるんだけどな。」


「お一人でどうぞ。」


エドワードは、苦笑いをして、真琴の身体をシャワーで流すと、コルクを閉め、バスタオルで身体を拭き始めた。


「いいよ、エドさんから拭けばいいのに?」


「だめだ、君が風邪を引いたら、君を抱けなくなるだろ。」


「・・・全く、どんだけ好きなんだよ。」


「いっぱいかな?」


真琴はドスっと、彼のお腹に一発お見舞いしてやった。


「全然痛くないけど・・・まあ、愛を感じるから、これからも避けないでおいくよ。」


「どんな愛だよ?」


「さあってと、オレは何に着替えようかな?」


真琴のつっこみを軽く無視して、彼は、濡れた服を豪快に脱ぎ始めた。

相変わらず、美しい肢体だ。

濡れた金髪は、彼の顔を引き立たせている。

あれだけひどいことをされたが、真琴は彼のことを素直に、"美しい男だ"と思っていた。


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