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愛DoLL☆美しき野獣
第6章 六章
「真琴はこれね?」
彼から渡された服は、ブラウスにリボンに半ズボン、ブーツ、着てみると、貴族のお坊ちゃま風仕立てだ。
「うん、すごくいい!!!!」
「初めて着たけど、こんな服。」
「ずっと潤の好みの服ばかり着せられてたじゃん?真琴には、こんな服を着て欲しかったんだ。」
「そう、なんだ。」
自分も着替え終えたエドワードは、真琴の肩を抱く。
「ほら見て?オレと並ぶと、ちょっといい感じ♪」
鏡を見て、真琴は愕然とする。
(似合ってないよ。断然、エドさんのほうがかっこいいじゃん。所詮、あたしは日本人だ。)
「そういえば、親父と、会った?」
彼はやっと本題に入った。
「会ってすぐに裸をジロジロ見られて、変態親子かと思った。」
「そう、で?どうだった?」
「どうって・・・言われても、まぁどっちかっていうと、良い人そうだったかな、あなたと違ってね?」
「そうだよ、親父は強くて、温かくて、時には厳しいけど、オレの尊敬できる、唯一の存在だ。」
にっこり笑った彼は、少年のように目が輝いていた。
「じゃあ、なんで親に背くような、あんな危ない性癖に走ったの?」
「それとこれとは別の問題だ。それで?真琴は親父に何か言われた?」
「あたしを実の娘以上に可愛がってくれるそうで…。」
そういうと、彼は真琴のあたまをぐしゃぐしゃにする。
「良かった!!!真琴は親父に本当に気に入られたんだ!!!」
エドワードは真琴のおでこにキスを落とし、嬉しそうに、力いっぱい抱きしめた。
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