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愛DoLL☆美しき野獣
第7章 七章


彼は・・・婚約者としてでなく、自分と兄弟であること選んだ。

だからといって肉体関係がなくなったわけではないけれど、真琴を執拗以上に、束縛することは前ほどなくなった。

あの、長いキスの後彼は言った。

これがね、一番良い方法だと思ったんだ。
オレは君が20歳になるまでは、待つよ。
それまでに君がオレを好きにならなかったら、このまま兄弟のままでいい。

オレはね、もし潤が迎えにきたとき、君を渡す覚悟は出来ているんだ。
そのときオレはジャックスホード家の跡取りとして、他の誰かと結婚するから。

そう、お父様と約束したらしい。

そして立て続けに笑いながら、彼は言った。

東堂家を出てジャックスホード家の一員になった真琴は、木下家とのしがらみは、少しだけ緩和できたはずだよ。
君を静のときの二の舞にはさせたくなかった。
それにね、オレは一刻でも早く、真琴をLOVE CONPANYから引き離したかったんだ。

そう言って、またあたしにキスをした。
相変わらず、やってることと、してることが違う男だと思った。

だけど、前よりちょっと・・・彼のことが好きになった。

散々意地悪されて、今はムカつくから、死んでもそんなことは言ってあげないけど・・・。

気がつけば、あたしは彼からのキスは、もう拒めなくなっていた。





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