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愛DoLL☆美しき野獣
第8章 八章

「この先一年間、わしが契約した"人形¨と暮らせ!!」
「はぁ?」
「その¨人形¨が気に入らなければ、ジャックスホード家との縁談を考えてやってもいい。」
「まわりぐでぇヤリ方だな!!俺は真琴以外の人間はいらねぇつってんだよ!!!」
「お前はその¨人形¨と暮らす、ただそれだけだ。あとは自由に暮らせばよい。あの娘に会うのも自由だ。悪い話ではないであろう?」
潤はしばし考える。
一年後・・・その頃には真琴が17歳になる。
20歳まで迎えにいくという期限には、充分に間に合う。
このくそ親父のことだから、何かとんでもない悪巧みを考えている事には違いないが、一年我慢すれば、真琴が手に入る。
とりあえず、ここからは出れる。
もう、迷うことはなかった。
「一年だけ我慢してやる、だから、ここから早く出せ!!その代わり、俺とジャックスホード家との縁談話を忘れんじゃねーぞ??」
登は、潤の返事に満足して、冷たく笑う。
「いいだろう。、どちらに転んでも、わしにメリットは充分にあるからな。」
潤はそんな固執した考えを持つ父親に、またもや嫌気がさした。
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