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愛DoLL☆美しき野獣
第8章 八章


そして木下邸の地下室から解放された潤は、白金のマンションに戻された。

「あとは自由にしろ!」

と、だけ父親に言い放たれて。

「くそ!!新たな¨人形¨ってなんだよ・・。」

愚痴をこぼしていると、LOVE CONPANYに属している者が、すぐにその¨人形¨を連れてマンションにやってきた。

潤は、愕然とする。

その¨人形¨は、肉体改造および、精神制御されている少年のような女性だった。

「三条院響、20歳です。」

彼いわく彼女は、感情のない虚ろな目でそう言った。

そして二人きりになると、彼女は徐に服を脱ぎ始めた。

潤はソファーに腰掛けて、黙ってそれを見届けるはめになる。

響は・・・。
胸がなく、ぺっちゃんこだ。
顔も整ってはいるが、男らしい顔つきをしている。
声も少年らしい声色だった。
ただ、性器だけは女性だった。

「僕を好きにしてください・・。」

響は何の躊躇いもなくそう言う。

今までの¨DOLL¨も皆初めはそんなことを言って、ご主人さまに言い寄ったものだ。

しかし潤はそんな¨DOLL¨やLOVE CONPANYのやり方に嫌気がさしていたし、まして今は、真琴のことしか頭にない。

「早く服を着て、お前は家事でもしてろ!!」

「・・・はい。」

響は精神制御された従順な¨DOLL¨だ。
精神が狂いだすまで、何でもご主人さまに従う。

「俺はお前を、これから空気だと認識するからな!!!」

そう言うと潤は響に服を渡し、マンションを後にした。

これから先は、親父の言うとおりに、自由にすると、心に決めて・・・。


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