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愛DoLL☆美しき野獣
第8章 八章


恐怖のあまり真琴は、首をブンブン横に振るが、彼は容赦なくその綺麗な顔を近づけてくる。


「いい?舌を噛んだりしたら、倍返しだからね?」


そう囁くと彼は、真琴の唇に深くくちづけをする。


「っ・・・んんっ!?」


クチュクチュと舌を絡め喉の奥まで侵入してくる。

(・・・息が・・出来な・・。)

真琴は次第に頭がぼーっとして、彼から与えられる微かな息を欲しがるしかなかった。

(・・苦しい・・もっと・・もっと・・ちょうだい!!)

慣れた彼の舌の感覚が息苦しいせいで、刺激を増幅させている気がする。

(ど、どうしよう・・苦しいけど・・・気持ちいい・・・・っ!!!)

そうしているうちに、空気が欲しいのか、彼のキスが欲しいのか分からなくなってきた。
だんだん思考回路が麻痺してくる。

(空気が欲しい・・ううん本当は・・・兄さまに・もっと・・たくさんキスして欲しかったの。)

気づけば真琴は自らも舌を絡ませ、彼から与えられるキスに必死で答えていた。


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