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愛DoLL☆美しき野獣
第8章 八章


朝焼けが二人を照らす。


あれから幾度も彼に求められて、真琴は気絶してしまった。

身体はぐったりして、ビクともしない。
こうなって、もう30分以上経つ。

エドワードは、しっかり後ろから彼女を抱きしめ、不安げに何度も耳元で囁く。


「大丈夫?まさか死んでたりしないよね?」


すると、ピクリと眉が動いた。


「・・・っ。」


真琴はビクッとして、飛び起きた。


「あ、あたし!!!」


「ああ、良かった!!!ちょっと驚いたよ。」


エドは肩を撫で下ろして、真琴を横にさせた。


「少し眠って!!女の子には、色々ときつすぎたよね?」


「・・・うん。」


「時差ぼけと欲求不満で、気持ちが抑えられなくて、ごめん。」


謝られると、なんか余計に居た堪れなくなる。
真琴はかぁああああっと顔を赤らませ、彼から逃げるように横向けになった。

(なんか、あたし、すごいことをいっぱい言っちゃった気がする。もう、恥ずかしすぎて、死ぬ!!!!!)


「真琴、あのさ?」


「へっ?」


「オレが以前、演劇誘ったこと、覚えてる?」


「・・・うん。」


「一緒に行く?」


「いつ?」


「今度の日曜日だよ。色んな著名人が集まる催しなんだけど・・・。」


「・・・そうなんだぁ。」


「・・・きっと潤も来るだろうけど。」


ドクン!!!
と、真琴の心臓は大きく波を打つ。
そして、もう数え切れないほど、自分はエドに抱かれてる罪の意識からか、ぎゅうっと胸が締め付けられる。



潤さんに、会いたい!!!!



あたしの心臓は、とても正直だった・・・。



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