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愛DoLL☆美しき野獣
第8章 八章


「お前の根っこの部分は、真琴でも変えられないんだな?」


「そうだね、そうかもしれない。」


「な・・なんか複雑だな。」


「ああ、そうだ潤!!」


「ああ?」


「真琴とオレの関係についてだけど、もっと詳しく知りたい?」


「わざわざ言わなくても、何となく分かってるぞ?」


「やっぱり潤と話すと話が早いな、オレは君と真琴が付き合っても、その関係は、全くやめるつもりもないよ。」


「今すぐやめろ!!!真琴が死ぬぞ?」


「死ぬって・・・大げさな。オレは真琴に暴力は振るってない。何度か気絶させちゃったけど、彼女の方も、潤だけじゃ、きっと満足しないよ?」


潤はムッとして、エドに詰め寄り、眉間にしわを寄せた。


「てめーだけは、いっぺん死ね!!!!!」


エドワードは、何の悪びれもなく、しれぇ~と言う。


「知らなかったんだ、女の子ってあんなに感じやすい体質なんだね?潤のときよりも、真琴はかなり早いペースでオレの手に堕ちたよ。」


「もう喋るな!!!口塞ぐぞ?」


「へぇ?いいよ、別にキスして。そういえばこの数週間、オレと寝なくて、潤はどうしてた?」


エドは潤の腕を引き寄せ、顔を近づける。


「久しぶりにオレとキスしよっか?」


「う、うわーっ!?やめろ、それ以上、近づくな!!!」


「あ!二人の仲を許すんだから、オレが潤を抱かないっていう条約も破棄しても構わないかな?そのくらい良いよね、うん♪」


「おい!!一人で言って勝手に納得してんじゃねぇよ!!!」


「ブプププッ!冗談だよ。」


潤はぜーぜー言いながら、エドワードから飛びのいた。


「好きな子を抱いてしまったら、もう、その子しか抱きたくなくなった。」


「・・・・そうか。」


「真琴には優しくしてるよ。潤が心配するような事はしてない。」


「・・・・・・。」


「だから良いよね?真琴の身体はオレがもらっても。決して彼女の処女は奪わないから。」


二人の間に長い沈黙が続いた。
潤は、彼が言い出したら聞かない性格なことを、充分知っている。
真琴が彼の危険に晒されていないなら、むしろ、これほど安全な場所はないと思う。
この先、世界に何が起ころうとも、真琴はエドワードが・・・ジャックスホード家が彼女を守るだろう・・・。



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