この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
愛DoLL☆美しき野獣
第9章 九章


真琴は、久しぶりに潤の黒いベンツに乗った。

なぜか、車内の香りが懐かしい。

真琴は頭のティアラを取り、ハンドバッグを握りしめた。

胸がドキドキして、心臓がはち切れそうだった。

久しぶりに見た潤の姿は、黒のアルマーニのスーツを嫌味なく着こなしていて、すごく、かっこいい。


「腹、減ってないか?」


「空いてます!!結局パーティーで何も食べれなかったから。」


「そうか、じゃ、お前のうちに向かうついでに、みなと未来で、食事でもするか?」


「お任せします。あの・・腕は大丈夫なんですか?」


「ああ、骨は繋がった。それより、エドは先に帰ると言っていた。お前の門限は12時らしいぞ?」


「そうなんですか。一体あの人・・何を考えてるんだか・・・とにかく、骨が繋がって良かったです。」


「エドのすることは、俺にもよく分からん。さっき話したら、俺をジャックスホード家の婿養子にしたいらしいぞ?」


「えっ?」


「今の俺の家の状況を考えたら、無理な話しだがな。」


「そういえば、潤さんのお家のこと、大丈夫なんですか?」


「ああ、親父に条件を出された。」


「どんな?」


「俺は今、精神制御されている¨DOLL¨と一緒に暮らしてる。」


ズキンと、真琴の胸が痛むが、自分も人のことが言えない状況下にある。
だから一人前に、やきもちをやける立場でないことを真琴は充分に分かっていた。


「その¨DOLL¨と一年暮らせば、本当に自由にしても良いらしい。」


「静おねえちゃんのことは・・・?」


「ああ、静とはもうずっと会っていない。もう忘れなきゃならない女だ。第一あいつは結婚してるしな。それに・・・。」


「それに?」


「大事なものが目の前にいるから・・・な。」


「・・・・・!?」


潤は手を伸ばして、真琴の頭をぐしゃぐしゃにした。



.
/707ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ