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愛DoLL☆美しき野獣
第9章 九章


(どうしよう・・・嬉しくて・・ドキドキが止まらない。あたしは・・潤さんのことが・・大好きだ・・。
でも・・・それを言える資格が今のあたしにあるんだろうか・・たぶん・・無いような気がする。)


「真琴は変ったな?」


「そうですか?あたし¨DOLL¨の子が解放されて幸せになるように、今、必死で勉強してるんです。」


「…悪いな!!俺が木下家の当主なら、親父のすることを止められるんだろうが・・。幾分親父は頑固で、まだ俺に当主を譲ろうとしねぇ。」


「・・・大変そうですね。」


「まぁ、仕事にはさほど影響はないが・・それ以外での親父の扱いは大変だ。」


「兄さまは、何で潤さんと会うことを許してくれたんだろう。」


「それは、あいつが変人だからじゃないのか?」


「ええっ!?潤さんもそう思います?」


「あいつとは、お前より俺のほうが付き合いが長いんだぞ?エドは正真正銘の変人だ。」


「そうだけど・・・あたし・・あたしは・・。」


そこで真琴はどもってしまい、何も言えなくなった。


「エドは俺に言った、真琴の心は俺にやる、だけど身体はオレにくれ・・とな。俺はその意味を理解しているつもりだ。」


「・・・・。」


「俺はお前次第だと、言っておいた。」



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