この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛DoLL☆美しき野獣
第9章 九章

(軽蔑される!!絶対に軽蔑される!!!!言えない、言えない、兄さまに、おねだりしてるなんて、絶対に言えない!!!!)
今度は青ざめて、ちっちゃくなって縮こまっていると、ふと、潤の手が、首筋に触れた。
「ひゃっ!?」
背筋がビクッとして、変な声をあげてしまった。
そしてそのままその手は、すーっと、鎖骨ラインをなぞる。
「…あっ…っ…!?」
潤の大きな手にゾクゾクする。
ドクン、ドクンと鼓動は早くなるばかりだ。
しかし、彼の手は、何度も鎖骨を行ったり来たりする。
(さ、鎖骨やばい!!鎖骨弱い!!!これ以上されたら、ヤバイ・・・ヤバイってば!!!!)
やめてって言えずに、ぎゅうっと、ハンカチを握り締めて、真琴は耐えていた。
(大好きな人に、キスしてとか・・・最後までしてとか・・そんなこと言えない!!!潤さんに嫌われたくないから!!!!)
「お前、身体が震えてるぞ?想像以上の反応だな?」
「えっ?」
半泣き状態で、潤を見上げると、彼は、やや意地悪そうな笑みを浮かべていた。
「今の・・・た、た、試したの?????」
「ああ、お前が正直に言わないからだ。」
「・・・・なっ!?」
真琴は背筋がゾッとする。
(うおおおおおおおーーーっ!?この人も、兄さまと同じくらい、サ、サディストなのかーーーっ!?)
.

