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愛DoLL☆美しき野獣
第9章 九章


「お前、大丈夫か??」


「痛い・・。」


「バカ!!!慣れないヒール履いて、勢いよく走るな!!!」


「だってぇ・・。」


「だってもくそもねぇーよ!!!」


「ご、ごめんなさい。」


真琴は半べそをかいて膝を労わる。
傷口からは薄っすら血が滲んでいた。


「・・あっ!?いいよ、そんなことしなくても!!」


真琴は恐縮してしまう。

潤が躊躇いもなく傷口を舐めたから。

エドワードとは全然違う、舌の感覚で・・・。
大好きな人にそんなことされて、脳内が溶けてしまいそうだった・・・。


「き、汚いよ・・。」


「ああ?うるせぇーよ。ばい菌入ったらどうすんだ?」


「で、でも!!!」


ドキドキドキドキ。
心臓は、もうパンク寸前だ。


「あいにく、消毒セットなんて持ち合わせてねーんだよ!!我慢しろ!!!」


(・・・だめ、そんなことされたら、気持ちが抑えきれない。)

潤の優しさに、耐え切れなくて・・・理性がガタガタと音を立てて崩れた。

そして、頭で考えるよりも先に言葉が出てた。



「・・・あなたが・・好き。」



ゆっくりと、潤のグレーの瞳と目が合う。
キラキラ輝いて、真琴の心を揺さぶる。

(ああ・・・この人も・・・なんて獣のような瞳をしているんだろう・・・。)

そしてついに真琴は、禁断の言葉を使ってしまう。



「・・・して。お願い・・・。」



後先考えずに、そう言ってしまった・・・。



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