この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛DoLL☆美しき野獣
第9章 九章

(ぎゃあ!!なんかとんでもない事を潤さんに言ってしまった気がする!!!なんか、もう恥ずかしすぎて、死ぬ!!)
潤から顔を背けて、真琴は早口で言い訳してしまう。
「あ、あのね、さっき言ったこと、忘れて!!でも潤さんのことが好きなのは、本当だよ、信じてね?や、や、やだな、あたしこんなふしだらな子で、け、軽蔑しない・・・。」
最後まで言い切る前に、真琴の視界が一転した。
(・・・えっ・・?)
後部座席を後ろに倒されて、潤が被さって来たのだ。
「少しは黙れよ、いつもそんなにお喋りしながら、するのか?」
「ち、ちが・・・。」
「じゃあ、黙れ。」
真琴の目を瞑る間もなく、潤の唇が、重なった。
「・・ん・ん・・っ!?」
舌が入って、口の中に割り込んでくる。
強くて、荒々しく、でも優しいキスだった。
(このキスは・・兄さまと・・・全然ちがっ!?)
彼のキスは、真琴の全身の力を一瞬で奪った。
すぐに唇を離されると、とても寂しい気持ちになった。
潤はおでこをくっつけて、真琴を見つめる。
彼の吐息がとても、熱かった。
「・・・もう、止められねぇからな?」
「・・・うん。」
ドレスのスカートの中に彼の手が這う。
太ももを撫でられると、ビクッと真琴の全身が揺れた。
「・・・あっ。」
真琴は必死で彼の首にしがみついた。
大好きだから、絶対に離して欲しくないと思った。
二人の鼓動は、ドクドクいってる。
互いの吐息が熱い。
しかし潤はいつもの無愛想な声で言う。
「5分でお前をイカせてやるから覚悟しろ。」
そして彼の唇は、再び真琴の唇に重なった。
.

