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愛DoLL☆美しき野獣
第10章 十章
「わたし、月島美咲っていうの。今、大学の仲間と来てるんだけど…。あなたは?」
「あたしは、真琴・ジャックスホード・ボルカンです。」
「えっ?ハーフなの?」
「いえ、純粋な日本人ですよ。」
「ふぅん。あなたさっきからずっと一人でいるから、気になってたの。お連れの人は?」
「あっち。」
真琴の指を差した方向には、二人でダイビングを楽しんでいる潤とエドワードの姿があった。
ちょうど陸に上がって休憩しているところだった。
海水に濡れた髪が彼らの美貌を、より引き立たせている。
「わお。二人ともスゴくイケ面だわ。」
「ですよね。」
「真琴ちゃんは、一緒にダイビングしないの?」
「…泳げないんで…。」
「あ、そうなの?じゃあ、一緒にビーチボールしましょう?」
美咲は、そう言うと、真琴の腕を取って、仲間のところへ強引に連れていった。
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