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愛DoLL☆美しき野獣
第10章 十章


「みんな~聞いて!!可愛い女の子、ナンパしてきちゃった。名前は、真琴ちゃん。」


美咲は、真琴に大学の仲間を、紹介した。

自分含め、女の子三人で沖縄旅行に来たと言う。


「おー!!!若いね?いくつ?」


「16歳です。」


「わぁ♪肌ピチピチじゃない。美咲、可愛い子連れてきたね♪」


「よし、楽しもう!!」


美咲の連れの仲間たちは、快く真琴を仲間にいれてくれ、ビーチバレーを楽しんだ。

思えば、年の近い女のひとと触れあうのは、スゴく久々な気がした。

学校に通っていた頃が懐かしくなる。

(…学校いきたいなぁ…。)

ビーチバレーを終えて、パラソルの下で休んでいると、美咲がイチゴ味のかき氷を持ってきて、真琴に話しかけてきた。


「真琴ちゃん、食べる?」


「さっきのお友達は?」


「二人ともナンパされて、どっか行っちゃったわ。」


「みんな、すごいですね。あたしは、この通りお子ちゃま体系なんで、ナンパされないですよ。まあ、されても困りますけど。」


(兄さまや潤さんに見つかったら大変だ!ナンパ男をボコボコにしかねない。)

美咲は、じーっと真琴の体をみる。


「確かに、痩せすぎよね?ちゃんと食べてるの?」


「これでも、ちゃんと食べてるんですけどね。」


(毎日のように、兄さまに膝の上に乗せられて、餌付けされてますから。)


「かき氷食べなさい。」


「ありがとうございます。頂きます。」


真琴は、美咲からかき氷を受け取って、口いっぱいに頬張った。


「冷たい!!」


「ぷっ、一気に食べるからよ。お子様ね?」


(ん?今お子様って言われた、ガーン(TT))


「美咲さんは、大人っぽいですね。」


「そう?ありがとう♪」


美咲は、豊満な胸をぷるんと揺らして、ウィンクした。

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