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愛DoLL☆美しき野獣
第10章 十章


真琴は、美咲の胸に、釘づけになる。

(すっごい!!!あたしもこんな胸になりたい。)


「それにしても、真琴ちゃん。」


(男の人は、やっぱり美咲さんみたいな美人でスタイルの良い人の方が良いんだろうか?)


「真琴ちゃん?」


「ああ、ごめんなさい。何ですか?」


「どうしたの?今、すごい真剣な顔をしてたけど。」


「…あの胸を大きくするには、どうすれば良いですか?」


「えっ?」


「自分が貧乳過ぎて、泣けます。」


「真琴ちゃんは、彼氏いるの?」


「えっと。」


真琴は、沖の方にいる潤を指差す。


「あっちの人。」


「えっ?黒髪の方?」


「あ、はい。」


真琴は、照れて真っ赤になった。


(潤さんのことを彼氏とか、言ってしまった~。恥ずかしい。)


「じゃあ、金髪の方は!?彼氏のお友達?」


「いえ、兄です。」


「はっ?」


「血の繋がりはないですけど。」


「ふぅん。真琴ちゃんは、イケ面二人に囲まれてて、羨ましいな。」


「………。」


真琴は、なんて答えていいのかわからなかった。


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