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愛DoLL☆美しき野獣
第10章 十章
真琴は、美咲と携帯のメルアド交換して、その場は別れた。
そして、宿泊するコテージに行くと、食卓には、たくさやんの沖縄料理が用意してあった。
ここのコテージは、潤の持ち物だ。
沖縄好きな潤は、数年前に、この座間味島にコテージを建てて、オールシーズン、ダイビング目的の宿泊者が利用できるようにと、普段から島民の知念さん夫妻が管理している。
「わぁ、美味しそう!!」
真琴は、そう言って、ひとりで席に着こうとすると、エドワードが自分の膝の上をポンポンとたたいた。
「真琴、ここにおいで?」
「……えっと。」
潤をチラリと見ると、別に怒っている様子はない。
「俺に遠慮してないで、さっさとエドの膝の上に、座ればいいだろ?」
「で、でも。」
戸惑っていると、エドワードが痺れを切らして、真琴を強引に膝の上に、乗せた。
「ぎゃ!!!」
「また変な声を出して。大丈夫だよ、気にしなくて。所詮潤は、最終的には、オレの言いなりなんだから。」
「てめぇ。」
「潤さん、キレないで~!!!」
「はっ?こんなことでイチイチキレてたら、きりがねぇだろうが!!」
潤は、真琴とエドワードの席の隣に座った。
「真琴、口あけろ。俺が食わしてやる。」
「ひぇぇー!!!!」
(…なんだか、このふたり、あたしの世話焼くのいたについてきてる!?)
「ご飯食べ終えたら、次は三人で仲良くお風呂に入ろうね♪」
「じ、冗談はやめてぇー!!!!」
「「は?冗談なわけないだろ。」」
二人は声を揃えて、真顔で真琴に、そう言った。
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