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愛DoLL☆美しき野獣
第10章 十章


真琴は、服を着替えて、コテージを飛び出して、昼間行ったヒ"ーチに、行った。

携帯を開くと、エドワードからの着信がびっしりだった。

(二度と戻りたくない。このまま、どこかへ消えたいくらいだ。でも、そんなことをしても、彼らの権力を使えばすぐに見つかってしまうだろう。)


「誰が返信してやるもんか!!!!」


携帯の時計を見ると、まだ7時だった。

美咲との花火の約束の時間は10時だから、まだ3時間も余裕があった。

夜のビーチは、若者たちで賑わっている。

浜辺でBBQ をしたり、ビーチに面した民宿の庭でビアガーデンでお酒を飲んでいたり。

(みんな、楽しそうだなぁ…。)


「真琴ちゃん?」


後ろから声をかけられた。


そこにはビール片手に、不思議そうに自分を見つめる美咲の姿があった。


「み、美咲さぁん!!!」


「どうしたの?まだ、花火には時間が早いんじゃない?あのかっこいいイケ面二人はどうしたの?」


「知るか、あんな男ども!!!!」

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