パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第10章 十章

「はぁ？ちょっと何言ってんの？このまま帰らせる訳には、行かないわよ。」


美咲は、真琴の腕を引っ張った。
そして、大声で周りに聞こえるように、言う。


「この子、気分悪そうだから、あたしたちの部屋に連れていきましょうか！！」


「ちょっと美咲!!」


「しーっ!!!!」


次に美咲は、友達に、小声で言う。


「いいから！！この子に今の話を聞かれて、コテージに戻られたら、元も子もないでしょ？」


「あ、もしかして、この子が酔い潰れてる間に、あのイケ面たちをGETしようとする魂胆なの？」


「そうよ、花火の約束してるし、この子が心配になって、必ずここには来るはずでしょ？」


「なるほどー!!!」


「その時に、絶対に短時間で落としてやるんだから。みんな協力してね？」


「美咲、すっごい、ズル賢い。」


「頭いいわ。」


「いっぱい誉めて。」


「誉める誉める。じゃあ、あたしらも運ぶの手伝うよ♪」


「うふ、ありがとう。持つべきは、親友よねー♪」


建前上、介抱するふりをして、真琴は、美咲らが宿泊する部屋へと連れていかれてしまった。



.