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愛DoLL☆美しき野獣
第10章 十章


ヘロヘロになった真琴が連れていかれた場所は、8畳一間にシングルベットが3つ置かれた狭い部屋だった。


「さて、この子どうするか。」


「わたしのベットはいやよ。」


「わたしもだよ、万が一吐かれたりしたら、やだもん。」


「そうよね、わたしもやだわ。」


床に無造作に転がされた真琴は、逃げ出そうと、ふらふらの体を捩った。


「…潤…さん…兄さま…。」


(…ごめんなさい…助けて…!!!今度はちゃんと言うこときくから…。)


「真琴ちゃん?帰らせる訳にはいかないって、言ったでしょ?床に這いつくばって、死にかけ寸前の蛙みたいよ?往生際の悪い子には、お仕置きよ♪」


美咲は、真琴の体を押さえつけて、言う。


「誰かわたしの鞄からベルト持ってきて?」


「いいけど、何に使うの?」


「逃げ出さないために、使うに決まってるじゃない。」


「わぉ、本格的ー!!」


「…やめて…ぇ。」


美咲は、そんな真琴の肢体をベルトで縛ってしまう。


「あ、口も封じておく?」


「そうね。お酒ももっと飲ませてあげましょうよ。せっかくだから。」


「はい、ヒ"ール。」


「ありがとう。気が利くわね♪」


そう言うと、美咲は、真琴の口をこじ開けて、500ml缶のビールを無理矢理流し込んだ。



「んんんーっ!!!!ゲホゲホッ!!!!」


「ほら、飲みなさい!!ほらほら♪」


真琴は、苦しくて、苦くて、涙が出てくるが、美咲は、その行為をやめない。


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