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愛DoLL☆美しき野獣
第10章 十章
「すごい着信履歴だわ。この数十分で50件超え。」
そして、美咲は、エドワードからの着信を拒否設定にして、メールの内容を見てしまう。
【真琴、無理強いして悪かった。もっときちんと謝るから戻ってきて?】
【本心は、今でも真琴を抱きたいよ。さっきは我慢できなかった。ごめん。】
その内容に愕然とする。
「なにこれ?兄妹で恋愛感情抱いてるの?あの子、木下潤の彼女じゃないの?」
どんどんメールの内容を読んでいくうちに、わかったこと。
【オレも潤も、君の処女は、守るよ、約束する。】
【潤も、心配してるから、戻っておいで。】
そして、昼間のただならぬ、雰囲気を醸し出していた3人。
「そう、ようは、処女のくせに、たらしなのね。」
美咲の心の中に沸々と怒りが込み上げてくる。
「あんなガキが、良い男二人もたぶらかすなんて、許せない!!!!」
美咲は、誰もいない海の岩場にいき、真琴の携帯を思いきり投げ捨てた。
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