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愛DoLL☆美しき野獣
第10章 十章


「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、許して下さい!!!」


美咲は、泣きながらエドワードに懇願した。


「早く、言えよ。オレに殺されたい?」


エドワードは、美咲の髪の毛を引きちぎる勢いで、思いきり上へ引っ張りあげる。


「ぎゃーー!!!それ痛いです!!!痛いです!!!やめて下さい!!!言います、言いますから!!!!」


「最初から素直に言えばいいものを。」


エドワードは、美咲から抜けた大量の髪の毛を床にパラパラ落とした。

美咲の見事にカールされた毛は、ぐちゃぐちゃになっていた。


「…ひっ…うっ…わたしの友達が、連れて行ったわ。」


「何処へだ?」


「…裏の、海岸線だと、思う。」


「潤!!!!」


「ああ。」


二人は、目で合図をして、素早く部屋から出て、民宿から、移動した。

残された美咲は、ヘナヘナと床に座り込み、泣き崩れるしかなかった。


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