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愛DoLL☆美しき野獣
第10章 十章



「潤、ありがとう、大好き大好き!!!」


エドワードは、潤に思いきり抱きつく。


「お前、苦しいから、やめろ!!!」


「嫌だ!!」


「ったく、暑苦しいやつだな。」


二人のいつものやりとりを、見て、真琴は、笑顔になる。

…そして。


食卓につくと、エドワードは、自分の膝の上をポンポンと叩く。


「ほら、おいで。」


真琴は、潤を見上げる。


「ほら、早く座れ。」


「うん。」


真っ赤になりながらも、真琴は、エドワードの膝の上に座った。

その隣には、潤が座る。


そして、二人は、真琴の両手を取って、エドワードは、左の手の甲に、潤は右手の甲に、それぞれキスを落とす。



「「A princess only fo us.」」



ーーー僕らだけのお姫様ーーー



この夏、一夜だけの、魔法をかけられた。



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