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愛DoLL☆美しき野獣
第10章 十章


二人に触れられている手は、徐々に上へ、中心部へと近づいていって、真琴は、少し恐怖を覚える。


「…っあ、もっと、ゆっくり、花火見たい…。」


「真琴、こっち向いて?」


「…んっ、全然聞いてない…んんッ!?」


(…せっかくの、打ち上げ花火なのに。)


エドワードは、容赦なくキスしてくる。

そして、それだけでは、物足りなくなった彼は、


「舌出して?」


エドワードに言われ、舌を出すと、口外で絡ませるように、舌を蹂躙してくる。


(…久しぶりの、彼からのキス、舌使い。気持ちぃ…。)


「…んれろれろ、んんっ…じゅ潤さッ!?」


潤が、左の足首に舌を這わしてきて、真琴は、びっくりする。

そのまま、舌をつつーっと、おろし、足の親指を食べられた。


「…れろれろ…んんっ…そんなとこ汚ないよ、潤さッ!!」


「お前の体に、汚ないところなんて、ねぇ。」



ドン、ドンドーン!!!
近くで聞こえているはずの花火の音が遠退いていく。


(…あたし、死ぬほど感じてしまいそうで、怖い…。)



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