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愛DoLL☆美しき野獣
第12章 十二章



真琴はとりあえず、ベットから出て、パジャマから洋服に着替えた。

白い長袖ブラウスに可愛らしいリボンタイを付けて、黒いベストを羽織った。
下にはフリフリの黒と赤のチェックのスカートを穿いた。

少し伸びた髪を、アップににして、何箇所かピンをさした。

鏡の全身を見ると、自分は女の子の¨ロリータ人形¨みたいだった。


「今のあたしには、こんな姿がお似合いだね。」


真琴は思う・・・。

ジャックスホード家のお嫁さんになったら、あたしは一生、エドさんに今以上に束縛されて生きていくしかならないかもしれない。

でも・・・・潤さんが傷つくことがなければ、それでも構わないと思った。

いくらエドさんがあたしを愛してくれても、あたしの心は、潤さんの元へ置いてきてしまったから。

きっとこれからの彼との性行為は、二人を繋ぐ形式的なものでしかない。

いつか、エドさんの子供を宿したら、ちゃんとその子を愛せるか不安に思う。

母親になれば、少しは変れるのだろうか・・?

響さんのことはよく知らないけど、あたしと同じ¨DOLL¨だと潤さんは言っていた。

しかも精神制御や肉体改造されているらしい。

記憶の改ざんもされ、知らぬ間に自分のお腹の中に、子供が出来ていたら。

・・・一体どんな気持ちなんだろうか・・・。


「いやだよぉ、そんなの・・・。」


いろいろと考え始めたら、頭がクラクラしてきた。

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