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愛DoLL☆美しき野獣
第12章 十二章



そのとき、ガチャリと、ドアが開いた。

エドワードがガウン姿のままで、朝食を持って中に入って来たのだ。

頭を抱えている真琴の姿に、彼は、眉を顰めた。


「大丈夫??」


「・・・あっ。」


真琴は彼を見るなり、顔を赤らめた。

やっぱり、こんな姿、ちょっと恥ずかしいかも。
そういえば、今までこんなに短いスカートを穿いたことがなかった。
もしかして、やりすぎ???

先程までの暗い妄想が、一気に吹き飛んでしまった。


「可愛いんじゃない?」


「えっ?」


「真琴は小さいから、そういう格好よく似合ってるよ。」


「・・そう・・かな?」


「うん、それより、食べようか?」


見ると、お盆の上にサンドウィッチと紅茶が置いてあった。
その盆をエドワードは、テーブルの上に置いて彼は3人掛けソファーに座った。


「寝室で食べて、メアリーに怒られないかな?」


「ああ、平気だよ、当分真琴の教育はしないで良いって言っておいたから。」


「えっ?」


「オーバックもメアリーも、オレが良いって言うまでこの屋敷には来ないよ?」


「当分、ふ、ふたりきりってこと?」


「そうだよ。」


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