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愛DoLL☆美しき野獣
第12章 十二章
「な、なんで?」
「ん?とりあえず、こっちに来て、食べよ?」
「・・・はい。」
促されるまま、真琴は彼の膝の上に座った。
パクリと、サンドウィッチを齧った。
「美味しい!!」
「そう?さっきオーバックがちょうど作ってたところを、オレが仕事奪っちゃたからな。だから、ほとんどそれはオレが作った。」
「エドさん、やっぱり料理上手!!」
「ありがと、真琴が喜んでくれるなら、また作ってあげるね?」
「うん!!!」
「良かった、やっと笑顔になったね?」
「えっ??」
「さっきの真琴、かなり辛そうだったから、心配したよ。」
「・・・・っ!?」
うそ!!!!バレバレだった???
あたしの態度!!!!!
そんな真琴の頭をエドワードは、優しく撫で始めた。
髪にさしてあるピンを直しながら、慎重に触る。
愛おしそうに、見つめながら。
「潤と何があったか知らないけど、オレの前なら、泣いていいじゃん?」
「うっ・・うっ・・・!!!!」
「ほら、思い切り、泣いちゃえ!!!」
「う、うわーーーんっ!!!!!!」
ごめんなさい、ごめんなさい!!!
あたしはあなたを誤解してましたーーーー!!!
張り詰めていた想いが一気に解れて、真琴はエドワードの胸の中で思い切り泣いてしまった。
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