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愛DoLL☆美しき野獣
第12章 十二章
ようやく真琴が落ち着いてきた。
エドワードのガウンは、真琴の涙でビショビショになっていた。
横目で、時計を見ると、もうとっくに10時を過ぎていた。
真琴ははっとして、エドワードを見上げた。
「…お、お仕事は???」
彼は、彼女の頬に伝った涙を拭いながら、言う。
「今日は休みにした。」
「金曜日だから、三連休ですね??」
「そうだね、で、しばらく、家で仕事することにしたんだ。」
「はい??」
「オレは日本支社でのトップだから、決断を下せばいいだけだし、社交関係は、当分副社長のエリックに任せることにしたんだ。」
「もしかして、それは、あたしのため??」
「そう。ノートPCと携帯電話さえあれば、当分は何とかなるよ。用件があるときは秘書に来て貰ってなんとかする。」
「当分って、どのくらい??」
「ん?そうだね、結婚式を挙げて、新婚旅行が終わるまでだから、だいたい3ヶ月くらいかな。」
「・・・・・!?」
「ああ、親父にはさっきメールしといたから、真琴が落ち着いたら、すぐにでもロンドンで挙式を挙げようね??」
「・・・あ、あの・・?」
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