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愛DoLL☆美しき野獣
第12章 十二章

真琴が目を覚ますと、部屋には強い太陽の光が差し込んで、時刻はもう昼近くになっていることを物語っていた。
殴られたわき腹が、ズキリと痛む。
彼は、テーブルにノートPCを広げ、色んな書類を広げながら仕事をしていた。
その姿はYシャツに緩くネクタイを巻き、下はスーツのズボンを穿き、目にはメガネをかけていた。
いかにもやり手のビジネスマン風で、彼の飄々とした姿はどこにもない。
いつもと全然雰囲気が違う、彼の様子に真琴は、少し怖くなった。
そして自分の姿を見て、愕然とする。
自分は、あのまま気絶して、ベットに寝かされていた。
そこまではよかった。
犯された様子も、
衣服を脱がされた形跡も無い。
しかし、右足首には、鎖のような拘束具に大きな錘がぶら下がっていた。
「・・・・やっ、なにこれ!?」
思わず大きな悲鳴を上げてしまった。
これでは、どこにも逃げられない。
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