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愛DoLL☆美しき野獣
第13章 十三章



いきなりぐいっと腕を引っ張られ、彼の胸の中にすっぽり納まってしまった。


「真琴・・・真琴。」


熱い吐息が頬にかかる。
そんなに甘い声で囁かれると、心臓がはち切れそうになる。

ドクン、ドクン、ドクン。

「どうしよう、ドキドキ止まらなくなるから、離して!!」

「そっか、君は、出会う前の君に戻ってしまったんだね?」

「えっ?」

ビックリして顔を上げると、彼の唇が重なった。

「オレはエドワード。君の兄であり、婚約者でもある。」

「・・・だから、あなたを見てるとこんなにドキドキするの?」

「君は階段から落ちて頭を強く打ったんだ。だいぶ記憶が抜け落ちちゃったみたいだね。」

「・・・・そうだったの?」

そういえば、さっきから頭がすごく重い。

「吐き気とかは、ない?」

「はい。」

「腰や足に外傷は少ないけど、大丈夫?」

「・・・大丈夫。」

「そっか、良かった。」

彼は真琴の右手の甲にキスを落とした。

ただ、それだけで、真琴は顔を真っ赤にする。

「・・真琴。」

「・・何ですか?」

「ごめん、君を傷つけてしまうのが、わかってても、どうしても気持ちが止められない、このまま抱いてもいい?」

そう言いながら、彼は真琴のパジャマのボタンを外しにかかった。

「・・・ま、待って!?」

耳を齧られて、体がビクッとする。

彼の手は、真琴の身体を優しく愛撫する。

「・・・はっ・・・あっ!?」

頭で感じるよりも、身体の方が彼の愛撫に慣れていた。

「真琴、ここが弱かったよね?」

パジャマのズボンが下ろされ、下着の中を手が往復する。

円を描くように何度も何度も中心をなぞられると、身体の力が入らなくなってしまう。

「あ・・あっ、ぁっ!!」

「気持ちい?」

真琴は、恥ずかしそうにエドワードの腕にしがみつき、何度もコクコク頷く。

「真琴、すごく可愛い。」

彼は囁きながら、ちゅちゅっと、ありとあらゆるところに、キスを散りばめて行く。

「はぁ、はぁ・・・これ以上は、溶けちゃうよぉーーっ!?」

しかし、その愛撫はどんどん真琴を追い詰めていく。

「んんっ・・・もう、だめ・・・はぁ・・ああーーーーーっ!!!!」

ビクビクっと全身を震わせて、真琴は頭が真っ白になった。

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