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愛DoLL☆美しき野獣
第13章 十三章
その夜。
ジャックスホード邸のインターホンが鳴り響いた。
ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン。
その尋常じゃない鳴らし方に、先方の焦りが感じられた。
真琴は、朝から何度も何度もエドワードに求められたせいで、ぐったりしてベットで寝ている。
「ん・・・誰か来たよ。」
正直もう、腕を上げるのもだるかった。
「真琴はここで寝てていいよ。オレが諌めてくるから。」
「・・ん・・。」
真琴は混沌として、また睡魔に襲われた。
エドワードは、出るか迷った末、インターホンのカメラを見ると、門の前で、潤が険しい顔をして立っていた。
「やあ、潤。久しぶりだね?」
「秘書から真琴から電話があったと聞いた。真琴に会いたい!!」
「・・・どうしようかな?」
「真琴、いるんだろ?とにかく、会わせてくれ!!」
「潤は真琴と別れたんだろう?その上で、オレと顔を合わせる覚悟は出来てるの?」
「ああ、俺はどうなってもいい。」
「へぇ?」
「まだLOVE CONPANYは潰すな。それは俺がやる。」
「別にオレは君の¨DOLL¨には、興味ないよ。」
「なら、話は早い。今すぐ俺を殺せ。」
「・・・・・・。」
「・・・・・・。」
二人の間に、しばし、沈黙が流れた。
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