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愛DoLL☆美しき野獣
第14章 十四章
「気持ちい!!わぁ~夜景きれい~!!」
彼女はジャグジーで、思い切り楽しんでいた。
自分の身体を洗い終えたエドワードは、クスクス笑いながら、浴槽に入って来た。
「記憶を無くしても、元の性質は変らないんだね?」
「えっ?」
「可愛いよ、すごく。」
真琴はドキっとする。
吸い寄せられるように、彼の首に抱きついた。
エドワードは、真琴の腰を引き寄せ、軽く頬にキスを落とす。
「潤はあるべき場所へ戻ったはずだよ。」
「・・あるべき場所?」
「そう。彼の婚約者のお腹の中には、赤ちゃんがいるんだ。」
「彼の子供?」
「ああ、だから真琴は、正しい判断をしたんだ。」
「そっか・・。良かった、あたしはこれで良かったんだね・・。」
「いつか。」
「え?」
「潤のことを、本当にオレが忘れさせて見せる。」
「エドワードさん??」
「やっぱり結婚はまだしないでおこう。君が本当にオレのことを好きになってくれるまで、待つよ?」
青い瞳が、真琴の心を擽る。
ドキドキが止まらなかった。
「あたし・・あなたのことが・・こんなに好きなのに?」
「それは、偽者の恋だ。」
「ウソ!!」
「偽者が、本物に変るとき、君がオレを愛し始めるときだよ。」
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