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愛DoLL☆美しき野獣
第14章 十四章
真琴は、信じられない眼差しで彼を見つめていた。
「だから、それまで結婚は、我慢する。」
「・・はぁ。」
真琴は自分の置かれている状況がイマイチ把握できず、ため息のような返事しか出来なかった。
「我慢・・・オレの一番嫌いな言葉だ。」
「そ、そうなの?」
エドワードは、ピシッと真琴のおでこにデコピンを食らわせる。
「だから、早く本当にオレのことを好きになってよ?」
「もう、好きよ?」
「あ~!!マジでその顔でその台詞ヤバイんですけど??」
「なにがヤバイの??」
「襲いたくなるよ。」
「えっ?朝からもう何回もしてるじゃない?」
そう言うと、エドワードは、「だよね~。」っと小さく笑った。
「あ、そうだ、ちゃんと言っておくよ、真琴。」
「ん?何?」
「オレ全部中に出しちゃったけど、真琴は安全日だったから、多分、妊娠はしてないと思うよ。」
「・・・!?」
「これからは、ちゃんと避妊するから、安心して。」
「・・うん。」
「で、真琴はこれからどうしたい?」
「ええ?」
「記憶をなくす前の君は、この屋敷で英才教育を受けてたんだけど。」
「うん、うん。」
「できればこれからは、君の好きなように生きて欲しいと思う。」
「家族に会いたい。あなたはあたしの兄であり婚約者だって言ったけど、あたしには本当の家族がいるはずだから。」
「・・・あまりお勧めはしないけど?」
「それでも、本当の家族と一緒に暮らしたいよ。」
「分かった、明日、一緒に会いに行こうか?」
「ありがとう。」
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