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愛DoLL☆美しき野獣
第14章 十四章
「お水、貰おうか?」
「ううん、大丈夫。」
「まだ顔色が悪いよ?ごめんね、オレ、ハンドル握ると、本性が出ちゃうんだ。今度からは運転手付きの車で出かけよう。」
「ははははっ。」
「初めに言っておく。」
「何?」
「千秋は、冷酷な男だよ。覚悟しておいた方が良い。」
「でも、血が繋がったお兄ちゃんだよ?」
「離れていても兄弟だから分かり合えるはずだと、本気で信じてるの?」
「信じてるよ。」
真琴がそう言うと、エドワードは深くため息をついた。
「・・・君が傷つく姿は、もう見たくないんだけど。」
遠くを見つめて、彼は呟いた。
「えっ?」
「なんでもないよ。真琴の好きなようにしな。家族に会いたかったんだろ?」
「うん。」
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