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愛DoLL☆美しき野獣
第15章 十五章

「舌を出して?」
「えっ?」
「いいから、出してごらん?」
「・・う、うん。」
言われるまま、ちょっとだけ舌を出した。
「もっと出せるよね?それだけじゃ、ダメだ。」
うっうっ。
また分けわかんない要求をされてしまった。
でもここで言うこと聞かないと、きっと後で大変なことになる。
もっと意地悪なことされちゃうから。
あたしは観念して、今度は、あっかんベーするように、思い切り舌を出した。
「良い子だ。」
そう言うと、エドワードさんは、目を伏せた。
ドキっとする。
半開きの彼の瞳から、妖艶な笑みを醸し出したから。
その睫毛の長さに驚く。
本当に、本当に、綺麗な人。
なんか、美しい、魔物みたいだ。
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