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愛DoLL☆美しき野獣
第15章 十五章
「オレ、これから会社に行かなきゃならないから。」
「えっ?今から??」
「うん。溜まってた仕事がイロイロあってね?」
「エドワードさんは、睡眠時間なくて、平気なんですか?」
「ん?全然平気。」
そう言った彼の表情は、清々しいくらいだった。
一睡もしてないはずなのに、昨日より元気に見える。
・・・すごい人。
絶倫って、この人みたいなことを言うのか・・。
「夜には戻れると思うけど、遅くなるかも。」
「・・・そっかぁ。」
そう言うと、彼は、ちゅっと、おでこや頬にキスをする。
「そんな顔すんな。」
「えっ?」
「また抱きたくなるだろ?」
「・・うん、ごめん。」
優しく撫でてくれる手が、すごく気持ち良かった。
さっきまで、ずっとあたしを抱きしめてくれた手。
不覚にも今。
この手に、一生抱かれていたいかも・・・と思ってしまった。
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