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愛DoLL☆美しき野獣
第16章 十六章



…そして。


響が退院して、一週間が過ぎた頃だった。

突然、白金のマンションに思いもよらぬ訪問者が現れたのは・・・。

玄関から物音がしたので行ってみると、そこには、金髪サラサラの、青い瞳をした美青年がいた。

響は、その美しさに、呆然と立ち尽くしてしまう。

金髪の青年は、小さくため息を吐いた。


「さっきインターホン鳴らしたんだけど、シカトされたからね、悪いけど合鍵で入らせてもらったよ?」


「・・・・。」


それは完璧な日本語だった。
見るからに、外人にしか見えないのに。


「潤は、いる?」


「・・・まだ帰ってきてません。」


「そっか、じゃあ、中で待たせてもらうよ?」


彼は、かなり強引に、部屋の中へ入って来た。

響は戸惑った様子で、彼の後に続いた。


「困ります!!勝手に人を上げたりしたら、潤さんに、怒られます!!」


すると、ピタリと彼の足が止まった。


「まだオレの荷物がここにあるはずなんだけど?」


「えっ?」


「ふ~ん。オレのこと、潤から何も聞いてないの?」


「・・・もしかして、潤さんと一緒に住んでいた人ですか?」


「そうだよ。10年近く、ここで潤と暮らしてた。」


「今日は荷物を取りに来たんですか?」


「ん?それもあるけど、潤にちょっと話があって来た。」


「お名前教えてもらってもいいですか?僕は、三条院響です。」


「三条院??ああ、あの旧家のお嬢様か。なるほどね・・・オレはエドワードだ。」


「エドワードさんは、潤さんとどんな関係だったんですか?」


エドワードは、響の身体を上から下まで見渡す。

少し膨らんだお腹を見て、下を向いた。


「別に・・ただの腐れ縁だよ。」



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