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愛DoLL☆美しき野獣
第16章 十六章
「潤、久しぶりだね?」
エドワードはニッコリ笑って言った。
まるで、潤と真琴のことなど何もなかったように・・。
「今すぐ出てけ!!さもないと、警察呼ぶぞ?」
「ふ~ん。警察?呼べば?オレ的に、全然怖くないけどね。」
エドワードは、不適な笑みを崩さない。
彼くらいの経済的身分のある立場なら、警察など怖くはないのだろう。
潤は、エドワードの恐ろしさを、充分知っている。
「くそ!!ここへ何しに来た?」
「何しに来たと思う?」
エドワードの質問に、潤ははっとする。
「・・・まさか?」
「残念だけど、まだ彼女の記憶は戻らないよ。」
「・・・そうか。」
「まぁ、思い出したところで、君に会わせる気なんか、サラサラないけど。」
「・・・・。」
「潤。」
「何だよ?」
「あっちで話そうか?」
エドワードは、主寝室の扉を指差す。
「¨DOLL¨の部屋。もう使ってないんだろ?」
「ああ。」
「響ちゃんだっけ?あの子に、真琴の話とか聞かれたくよね?」
「まぁな。」
「じゃあ、決まり!行こう。」
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